2021.8.1 蔵王納涼② 山形神室・仙人大滝

令和３年  ８月１日（日）          参加者：１０名              ガイド：真鍋雅彦

コース：笹谷峠～大関山～山形神室～ダンゴ平～仙人大滝～仙人沢コース～仙人滝登山口                                                                                                               （所要時間約７時間）

　今日から８月、焼ける日差しを感じる夏本番は７月から始まっています。集合時の笹谷峠

は霧に覆われ風もあって納涼登山にふさわしい始まりでしたが、濃霧でもハマグリ山を過ぎ

てからトンガリ山、山形神室まではしっかり汗を絞られましたね。暑くても登山道沿いには

ヤマユリ、ハクサンフウロ、クルマユリ、タカネナデシコ、クガイソウ、ヨツバヒヨドリ、

ウツボグサなどたくさんの花々が飽きることなく続き励ましてくれました。そしていよいよ

下りになりますが、滑る足場に緊張感が続き、ダンゴ平からの下りも滑る沢の中を進まなけ

ればならず、想像以上の難路が疲労を蓄積させました。それでも樹林帯や尾根には爽やかな

風が吹いて、綺麗なブナ林と太平洋まで見渡すことができる展望も楽しめました。（余裕が

なかったという声も・・・。）そして、ここから一番の急降下といったところで、心配して

いた雨が降りだして、またまた緊張が増しました。慎重に降り立った仙人沢では雨は止んで

いて、増水が気になっていましたが大丈夫と判断して、いよいよ仙人大滝とのご対面です。

沢を遡ること数分、目の前に雄大な空間が現れて、一直線に落ちる滝の飛沫が爆風と共に心

地よく降り注ぐ、まさに納涼感抜群の仙人大滝です。難路に苦労して予定より遅れているこ

とと、またいつ降りだすか分からない雨も気になり、ゆっくりすることができずに仙人沢を

下ることにしました。仙人沢にもいくつかの素晴らしい滝があって、本来ならそこでも納涼

感を味わいたかったのですが、ゴールを目指して最後まで足場の悪い道をしっかり帰ってき

ました。今回は、じりじりする暑さがなかった分救われた感があり納涼感も得られました

が、それ以上に難路周回コース達成感に浸る山行になったようです。