2021.12.25 さよならブナ林ツアー
令和3年 12月25日(土) 参加者:23名 ガイド:真鍋・近田
アシスタント:倉本 撮影:高梨
今年最後に向かうブナの天然林にさよならの感謝を伝えに行ってきました。山形県はブナの
天然林の占有面積が日本一です。そしてここ月山山麓のブナ林は、厳冬期にも入ることがで
きるアクセスの良さがあり、四季を通して足を運び自然の美しさを実感できる場所です。今
回はクリスマス寒波がやってくる前のブナ林で積雪は1m程ありますが、フレッシュな降雪
がなく表面がカリッとしたモナカ雪を踏みながら出発でした。標高900mのブナ林は静寂で、
厳しい冬を乗り越えなければならない樹齢200以上のブナが凛と佇む風景は威厳がありまし
た。着雪で真っ白い森になったり、霧氷でキラキラ光ったり、見た目は綺麗でも厳しい環境
下でじっと耐えて春を待つ姿です。このブナにさよならを伝え戻る頃には、寒波の兆しで風
雪が強くなることが多くなり、モナカ雪の上にはフレッシュなパウダースノーが5㎝も積もっ
ていました。この雪がこれから4mも積もるのかと考えると恐ろしいですね。でも、それこ
そ厳冬期の風景で美しいブナ林を見るためにまた来年訪れたいと思います。スノーシューの
醍醐味はこれからです。
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