2022.2.6 志津の深雪体験スノーシュー
令和4年 2月6日(日) 参加者14名 ガイド:伊藤尚人
撮影:高梨寿
世間では寒波による大雪の影響が大々的に報じられる中、視界を遮る地吹雪もなんのその、
とりわけ豪雪地で名高い志津地区へみなさんキャンセルもなく集まってくれました。ここ
月山山麓にとって今回の積雪は通常営業の部類ですが、連日の降雪が重なり深雪によるラ
ッセルの苦労が予想されました。頼みの綱であったキャット跡も降り積もった雪に覆い尽
くされてしまいかすかに踏み跡が確認できる程度です。スタートからいきなりの膝ラッセ
ルでしたが、気温が低かったためサラサラとした軽い雪なのが幸いでした。旧志津スキー
場をジグザグに登りますが傾斜が大きくなるほど足上げもキツくなりなかなか前へ進みま
せん。すると口々に「代わりますよー!」との声が。ここからじゅんぐりにラッセルを交
代するローリングラッセル開始です。15歩で交代と言っているのにみなさんそれ以上に
がんばること!深いところは腰までも沈み、それぞれ個性あふれるラッセル技術でスキー
場トップへと到着できました。この日は吹き付ける雪の合間あいまにわずかに晴れ間がの
ぞく天気で、本来展望を楽しめるはずのスキー場トップの眺めは雪に遮られていました。
沈み込みの深さからキワノ平までは難しいと判断し、風をよけるために美しいブナ林へ下
り昼食後、旧スキー場のダウンヒルへ!しかしあまりにも深すぎる雪で足取りは重く動き
はまるでスローモーションのようでした。厳しい寒さでしたが下山中は視界もよくなり気
持ちのいい冬景色が楽しめました。軽快な下りとは言えないもののツアータイトル通り、
志津の深雪を存分に堪能したスノーシューイングでした。帰りの駐車場である除雪終了点
には、普段はあふれるほど車が停まっているのにこの日はわれわれの車だけ。そんな日に
スノーシューで遊びに来るわたしたちは真の月山好きなのだな、と再確認した1日でした。
立春を過ぎたもののスノーシューイングはまだまだこれからです。目一杯雪を楽しみましょ
う。
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