2022.9.4 樽石山
令和4年9月4日(日) 参加者:9名 ガイド:伊藤尚人
コース:樽石観察センター手前~シャム登山口~鉄塔分岐~社務所跡~願掛岩~
樽石山山頂 (帰りは鉄塔から林道を下山)
やまがた百名山の樽石山に登ってきました。登山口は葉山へと通じるシャムコースで、
シャムの由来は社務所があったからと言われています。樽石観察センターに駐車する予定
でしたが、300m手前で工事通行止めだったのでそこから歩くことになりました。予想外
に朝から晴れ間が見え、それはいいことなのですが、夏のような暑さも予想外でした。汗
をかきかき登って行くと鉄塔に出ます。ここから先は道が藪化していて苦労を強いられた
ところでした。両脇に迫る藪と見えない足元を慎重に通り過ぎ、尾根筋に辿りつくとブナ
林帯になり一気に景色が変わります。それまで無風だった登山道も急に涼しげな風が吹き、
「やっぱりブナはいいずね~」とブナ林に癒されました。社務所跡には看板のみが残り、
てっぺんがかじられたようにすり減っており“社”の字が見えにくくなっているため、参加
者から「ムショ跡」の異名を名付けられました。下は晴れていましたが標高を上げるにつ
れガスが濃くなり、次第に幻想的な雰囲気になってきました。立派なブナの登山道を登る
こと、樽石山コース随一の展望地、願掛岩に到着しました。ガスで最上川を眼下に眺める
景色はおあずけにはなりましたが、目指す樽石山はすぐそこです。これといったピークが
ない樽石山ですが、たくさん流した汗の量に比例し、達成感もひとしおの登山でした。
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