2022.11.23 低山と温泉シリーズ⑦ 羽黒古道

令和4年 11月23日(水)祝  参加者:11名  ガイド:真鍋雅彦

場 所:羽黒山

コース:月山ヴィジターセンター~荒沢寺~旧参道~羽黒山合祭殿~三の坂~南谷~

    二の坂~一の坂~五重塔~随神門~宿坊大進坊 (所要時間約5時間)

温 泉:山伏温泉ゆぽか

 本来は飯豊町の天狗山に登る予定でしたが、8月の豪雨災害による林道土砂崩れ通行止

めにより予定を変更して、出羽三山の羽黒山に行ってきました。

 1,400年もの歴史ある山で国宝五重塔やミシュラン三ツ星観光地など、見どころは言わず

と知れていますが、今回は羽黒山旧参道や南谷を軸にして、歴史と文学に触れてみようとあ

まり足を運ばない場所と、松尾芭蕉に焦点をおいて歩いてみました。最初に訪ねたのが荒沢

寺で誘う苔むした石の階段が人気を払っていました。ここは羽黒山境内で仏に関わる行が執

り行われるところで厳しい行が知られているようです。少し上の月山街道から移動した大き

な女人禁制の石碑が往時のしきたりを物語っていました。ここから羽黒山合祭殿に向かう旧

参道は道幅も広く多くの行者が歩いた参道ですが、自動車ができてからは、南谷に向かう人

と同時に歩く人は激減したそうです。そして羽黒山南谷は「おくのほそ道」で芭蕉が庄内路

の工程で宿舎とした場所で、羽黒山第50世の別当天宥法印が豪華な別院と共に造園したとこ

ろで、手厚いおもてなしを受けて「有難や雪をかほらす南谷」の句をおさめた場所です。今

はその面影を見ることはできませんが、人気がない分漂う雰囲気は、時をトリップしたよう

にも感じられる不思議な感覚が宿りました。そこから二の坂、一の坂を下りながら杉並木を

振り返り、荘厳な五重塔を眺めて随神門に駆け上がりました。そして今回のもう一つの楽し

みである、宿坊の精進料理をいただき締めとなりました。美味しい料理に舌鼓をうって、お

腹とともに頭の中も満たされた羽黒山巡りでした。

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