2022.11.30 NEW! オボコンベ山
令和4年11月30日(水) 参加者:10名 ガイド:伊藤尚人
宮城県の怪峰・オボコンベ山に登ってきました。鋭く尖った特異な姿は、見る人に
ピークを目指してみたい、そう思わせる存在感を放つ異色の山です。溶岩が浸食に耐
えて残った火山岩頸と言われており、マンモス岩と呼ばれる穴あきの露岩が見所でも
あります。
まずは川崎町の本砂金地区から入り、沢をつめます。水量も少なく楽しいナメ状の沢
なのですが倒木や流木の堆積が多く、荒れた雰囲気なのが残念です。みなさん恐れて
いたヒルは季節がらなのかお目にかかれませんでした。小沢をつめると急な尾根に取
り付きます。一気に高度を上げて尾根に出ると存在感抜群のオボコンベ山が姿を現し
ました。その傾斜は見た目通り急峻そのもので、両手を使いながら必死に山頂にたど
り着きました。下山の道も垂直を思わせるほどの急斜面なので、今回はロープを使っ
て安全を確保しながら降りてみました。なかなか実戦で使う機会のないロープワーク
ですが、実際に道具を使ってみると楽しいものです。慣れないなりにも工夫してスム
ーズな動きになったのではないでしょうか。標高だけでは推し量れない、登山の楽し
さが詰まった山でしたね。
0コメント