2022.12.21 スノーシュー 下皮松谷地
令和4年 12月21日(水) 参加者:11名 ガイド:白田孝人・伊藤尚人
コース:志津温泉~県道分岐~道心坊坂~下皮松谷地
週末の寒波が過ぎ、寒気も中休みの水曜日、下皮松谷地まで行ってきました。土曜日以来
4日ぶりに太陽が顔を出し、あの大雪を忘れるような天気になりました。日曜日のツアーは
どこまでも底が無い深雪で苦労しましたが、今回は自重で沈み込んだ雪が重くスノーシュー
の上げ下げが大変でした。ただ、気持ち良いブナの森が大変さを和らげてくれたので、なん
とか目的地まで行くことができました。途中、珍しい”ホザキヤドリギ”を発見。ホザキヤド
リギ(穂咲宿木)はヤドリギの仲間でも最も寒冷地に生きる種で、個体数が少ないので見つ
けるのは稀な植物のようです。ミズナラやハンノキに半寄生し、花が穂のように咲くので、
その名が付きました。ホザキヤドリギは弓張平では見かけますが、今回のエリアでは初めて
見つけました。今後も観察ポイントになりそうです。目的地の下皮松谷地は湧水の流れる場
所で、真冬でも流れる水路は塞がりません。バイカモやミズバショウが生育する水のオアシ
ス。夏場は来れない冬場だけの知る人ぞ知る場所です。眺めが良いのも魅力です。今回も展
望地から景色を堪能しました。スノーシュー日和に恵まれ、ホザキヤドリギの発見、青空に
浮かぶ月山、姥ヶ岳、2m70cm超す積雪と満足の1日でしたが、ただ、一つ気になるこ
とが・・・。ブナの実が豊作だった昨秋に沢山クマ棚が作ってあるかと期待してましたが、
今回のコース上にはありませんでした。昨年のツアーでは凶作ながら沢山のクマ棚を見つけ
ました。豊作だとどこでもブナの実が食べられるので、この周辺には来なかったのか?1月
29日のクマ棚探しツアーで是非見つけて下さい。
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