2023.1.29 スノーシュー:クマ棚探しパート①
令和5年1月29日(日) 参加者:8名 ガイド:伊藤尚人
場所:志津地区
今シーズンの初企画「クマ棚探し」に行ってきました。昨年ブナの実が豊作だったた
め、クマの食事跡、「クマ棚」が豊富ではないかと考えたためです。行き先は皮松谷地
周辺ですが、前日からの降雪が志津ではなんと70㎝以上!猛烈なラッセルを強いられる
ことを覚悟しました。新雪の上には本日も終日雪が降り続けるこんな天気なので、志津
の車止めには我々以外に1台しか車はありませんでした。しかしその先行者のトレース
が我々の行き先に延々と続いているではありませんか。ありがたくトレースを使わせて
もらい、なんとかネイチャーセンターまで到着しました。ネイチャーセンターの屋根に
登り、クマ棚がないか偵察します。みなさんうすうす感づいてらっしゃいましたが、今
シーズンはなぜかクマ棚が少ないのです。「ないから探しに行くんだろぉ」という声に
励まされ、ここからは踏み跡のない雪面を猛ラッセルします。ひざ上から腿まで埋まる
ほどの深さでしたが、団結のローリングラッセルでなんとかブナ帯まで登りあげました。
「あっ、あれかな?」「ヤドリギです」
こんな会話を幾度重ねたでしょうか。昨年はあんなに見られたクマ棚が一つもありませ
ん。「もしかしたらクマたちがエコプロの会話を聞いていて、簡単には見つからない場
所へ作るようにクマたちで示し合わせたのではないか」説も出てきてファンタジーな世
界に浸れましたね。結局クマ棚は見つからず仕舞でタイムオーバー。悔しいので枝を集
めて即席のクマ棚を作ってみました。
結論は「探しているものほど見つかりにくい」という人生訓が導き出されました。参加
者のみなさまの機転にはいつも感心させられます。クマ棚探しはパート2もありますの
でご期待ください。
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