2023.5.28 雁戸山(笹雁新道)

令和5年 5月28日(日)   参加者:10名   ガイド:真鍋雅彦
コース:笹雁新道コース南雁戸山往復(所要時間約8時間30分)

雨の予報でしたが小雨が一時的に降る程度で、カッパを着る雨にはあたらずラッキーな登山

日和でした。出発時は結構気温が高く30分ほどで汗が噴き出し、風がないブナ林でも汗を滴

らせながら稜線を目指し、ブナ帯を抜ける辺りから見頃のシロヤシオが出迎えてくれて、振

り返れば二口山塊の山々から船形連峰まで見渡すことができて、疲れを癒してくれました。

その後稜線は涼しくなり先を進むと1410ピークに立つことができて、目の前には雁戸山の双

耳峰が現れて、中央蔵王から南蔵王までも見渡すことができて、迫力の眺望に大満足です。

しかし、その眼下には深い谷も見えて南雁戸山登頂には二つの登り返しが必須の条件となる

ことが頭をよぎります。しっかり休憩をとった後は気持ちを入れ替えて出発です。この二つ

の谷間にはシラネアオイやサンカヨウ、オオバキスミレ、ツバメオモト、ミヤマハタザオな

どが群生していて、ピンクのユキワリコザクラも見られるお花の楽園です。そんな可愛い

花々に励まされて南雁戸山に辿りつくとそこはアズマシャクナゲが満開で、春が早かった今

春は適期を過ぎていたと思っていたのでその分感激も新たでした。1410ピークを合わせると

3つも登頂する山行は星二つの表示でしたが、星三つに変更です。ある人は星四つとも。こ

の日の天気予報が悪かったのか、すれ違う登山者とは誰一人とも会わずでしたが、その分静

かな山で出合ったのが5~10mの至近距離で突如現れた親子2頭のツキノワグマでした。

到着10分前あたりでドキッとする出来事もありましたが、長丁場無事終了することができ

ました。

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