2023.7.17 蔵王熊野岳
令和5年 7月17日(月)祝 参加者:8名 ガイド:近田郁子
コース:ライザスキー場~中丸山~熊野岳~刈田駐車場~御田ノ神~ライザスキー場
(所要時間約7時間30分)
集合場所のライザ駐車場は濃い霧で少し肌寒いぐらい。それでも歩き始めれば、湿度が高
いのであっという間にウェアがじっとりとしてきます。中丸山はほとんど展望がありません
が、標高が上がると植生も変わり、垂直分布が手に取るように分かり面白いと思います。標
高1,500m位になるとハクサンシャクナゲがきれいに咲いていました。アカミノイヌツゲの小
さいお花も満開でした。針葉樹林帯となり、アオモリトドマツが出てくると針葉樹独特の甘
い匂いがしました。熊野岳山頂に着くと、少しピークが過ぎてはいたたものの、コマクサは
をたくさん見ることができました。そして、想像以上の登山者にびっくり。馬の背、刈田駐
車場もたくさんの人や車で混雑していて、天気が良いわけでもないのに何故こんなに人がい
るのかと驚きましたが、三連休の唯一で最後の晴れ予報(市内は、ですが)で、出かける人が
多かったのかと思います。熊野岳からは終始霧と強風でしたが、お釜がなんとか一瞬、姿を
見せてくれました。光の入り方や量で、お釜のグリーンの色が変わるのは神秘的です。御田
ノ神湿原では様々なお花が見られましたが一番見ごろはサワランで、濃いピンクのお花が目
立ちました。刈田からライザスキー場へ出ると、坊平から市内までくっきり。でも振り返る
と熊野岳方面は灰色…。最後に歩いたお清水の森は、ライザスキー場の真ん中に残っている
蔵王までの信仰の道です。不動明王や姥様、西国三十三観音、お清水の湧水や小屋跡の狛犬
など、歴史を物語る風景がとても涼し気でした。宿題になっていたラン科のような植物の蕾
は、色もまだ緑色なので分かりにくいですがネバリノギランの蕾かと思います。
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