2023.8.19 栗駒山
令和5年 8月19日(土) 参加者:9名 ガイド:白田孝人
コース:須川温泉~名残ヶ原~苔花台~うぶ沼(笊森分岐)~栗駒山山頂 往復
須川温泉から栗駒山に登ってきました。栗駒山は宮城県、岩手県、秋田県に跨る山で
須川温泉は、丁度岩手県と秋田県の県境にあります。お盆休み明けの週末と言うことで
大きな駐車場には車もまばら。登山者とは数組すれ違っただけでした。須川温泉からは
昭和湖を経由して登るコースが主でしたが、数年前に地獄谷で火山性ガスの濃度が上が
ったので、現在は通行止めになっています。うぶ沼を経由するコースは自然散策路とし
て存在していましたが、悪路で中々手ごわい道でした。現在はう回路として草刈りがさ
れ、以前に比べたら大分歩き易くなりました。標高1200mの須川温泉でも気温が高
く、スタート直後から大汗でした。山頂までは、約2時間30分の行程です。ゼッタ沢
と三途の川、2本の渡渉があるので大雨だけは避けたいと思っていました。暑いながら
も何とか山頂へ到着。昼食を済ませて下山開始をしたところで大チョンボ。登ってくる
際に苔花台の所に昭和湖への通行を禁止する看板が無かったので気になっていました。
スマフォで検索してみると”須川コース7/28~10/11まで一部通行止め解除”と言う文言が
あり、昭和湖経由で下山できると早合点。天狗平までの800mを下ってしまいました。
そこで、衝撃的な看板が・・・(通行止め)。「なにー!」当然、突破は出来ないので
山頂まで登り返し。往復40分のロスでした。来た道を下ること1時間ほどでポツポツ・
・・。雨か。しばらくするとゴロゴロと雷、そしてザーッと大粒の雨。こうなると気に
なっていた2本の沢が心配に。1本目の三途の川は増水がなくクリア。ただ、ゼッタ沢は
白濁した沢水が明らかに増水していて、このまま降り続ければ渡れない状況でした。山
の事故はマイナス要素が重なると起きるものです。現場で振り回されないように事前調
査は大事です。気をつけます・・・。
※火山性ガスは、苔花台から昭和湖までの間にある地獄谷周辺が危険と言うこと。そこ
の濃度が下がったから昭和湖までの通行止めが解除とのこと。なので、火山性ガスの
影響がない昭和湖から天狗平までが通行止め継続とは思わなかった・・・。
0コメント