2024.5.29 鉤掛森&檜木森
令和6年5月29日(水) 参加者:10名 ガイド:伊藤尚人
コース:鉤掛森登山口~展望所~見晴らし台~ブナ林山頂~鉤掛森~檜木森 往復
(所要時間:約6時間20分)
鉤掛森はやまがた百名山の一つですが、その尾根から秋田県側に続く古道があり、その一
部である檜木森までの道が整備されたと聞いて今回の企画になりました。登山口から続く森
は二次林なのですが、それはそれは見事なブナ林が広がっています。道もよく整備されて歩
きやすく、急登もジグザグに道がきってあるので順調に鉤掛森へと登ることができました。
峠越えの際に旅の安全を祈るため山頂の大木に「かぎ」に見立てた木をかけたことが山名の
由来となっていますが、本日はSさんが機転をきかせて枝でかぎをかけてくれました。ここ
から檜木森までは稜線上を歩きます。整備はされたものの刈った笹や柴がつんつん立ってお
り、やや歩きにくい道が続いています。しかし森のワイルドさもさらにアップしていてブナ
やナラの巨木が立ち並ぶ感動的な尾根となっています。檜木森の山頂には三角点があるだけ
で看板や展望はありませんでした。それでも原始的な森の魅力に触れられて、さらにはお土
産まで手に入って満足でしたね。下山時には日も差してきて木漏れ日のブナの美林を満喫し
て帰ってきました。朝は靄がかかり暗い森だったのが、こうも印象が変わるものです。前日
の大雨がうそのように登山道も乾いてきたので、ブナ林の豊かな土壌には感心してしまいま
す。帰りがけに見つけたキイロスッポンタケはみなさん興味が高じて手に持ってまじまじと
観察、柄はスポンジ状で中が空洞、まさにうまい棒をやわらかくしたような感じでした。
が、とんでもない悪臭というオチつきでした。手についたにおいは簡単には落ちず、手袋の
においに至っては家に帰った後も本日の登山の余韻とともに漂っていました。
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