2024.8.18 後烏帽子岳

令和６年８月１８日（日）　　参加者：９名　　ガイド：伊藤尚人　

コース：聖山平登山口～澄川～股窪～ろうづめ平～後烏帽子岳山頂　往復

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（所要時間：約７時間００分）

　後烏帽子岳は蔵王連峰の主稜線から少し東に外れた所に位置する山です。えぼしスキー場

から登るルートが一般的ですが、今回は聖山平登山口からアプローチしました。このコース

の魅力はスタート時の標高が高いので無理なく山頂を目指せることと、ほとんど人と出会わ

ない貸し切り登山ができることです。ただしネックとなるのが大小いくつかの沢を徒渉せね

ばならず、増水時は危険になります。台風の影響も心配されましたが、沢は落ち着いており

みなさん靴を濡らすことなく無事に通過できました。飛石で渡れるものの、一部は水深の深

いところがあり非常に神経を使います。ろうづめ平から稜線歩きとなり、高度感が楽しめま

す。特に山頂からの南蔵王の眺めは随一と言っても過言ではありません。刈田方面に目を向

けるとたくさんの車が見えます。目の前の屏風岳もたくさんの登山者で賑わっているのでし

ょうが、ここ後烏帽子岳は静かな山時間が楽しめました。一日中心地よい風が吹き付けたの

で、とても気持ちよく登ることができましたね。ただし山頂直下の灌木のせり出しが年々ひ

どくなっていて歩きづらいことと、足下が見えにくく危険なので、今後の登山道の整備に期

待したいところです。その他は眺めも納涼も最高でした。ちなみに道中見かけたシャジンに

似た花はソバナ、山頂付近にあったトゲトゲの樹はマルバヘビノボラズのようです。Ｍさん

さすがです。