2024.9.25 八森山&槍ヶ先(7/24から延期)
令和6年 9月25日(水) 参加者:6名 ガイド:近田郁子
連日の雨がやっと止んで晴れとまではいかない曇り予報の中、秋の八森山と槍ヶ先に行って
きました。急に秋めいてきて肌寒いくらいで、登山するのにはちょうど良い気候でした。博
物園のブナをはじめとする植物は豊作ですが神室山地も同じなのでしょうか?ブナはもちろ
んですが、ナナカマドやタムシバもたくさん実をつけていました。植物たちはすでに冬支度
を始めていて冬芽が見られ、タムシバには毛皮をまとった花芽がついていました。標高850m
の市町堺の稜線まで登ると濃いガスと風の中。そんな中を進んで八森山の山頂に到着。実際
の八森山の山頂は槍ヶ先への分岐点となる東側ですが、展望の良い西峰に看板があるので西
峰まで行きました。開けていて展望がよいので、やはり西峰が山頂に来たという感じがしま
す。東側の分岐に戻り、その分岐から槍が先までは?せ尾根で、左右が切れ落ちているのでな
かなか気を使います。花が多い季節ではないのですが、リンドウ、アキノキリンソウなど秋
の花に加え、ハクサンフウロも少し残っていました。真っ白で何も展望がない稜線歩きでし
たが、一瞬だけ眼下の最上町や新庄市が見えました。足元の山容が見えると、一気に高度感
が増します。烏帽子山を経由し槍ヶ先に到着すれば、目指せる近さで火打岳が…本当なら見
えるのですが、またの機会にお預けです。風が強かったので親倉見の登山道の途中で簡単に
昼食をとり、下山しました。途中のブナ林も本当に美しく、歩いていても楽しい登山道でし
た。ヤシャビシャクの話をしていたら、偶然視線の高さにヤシャビシャクを見ることができ
たり、胞子体の赤い苔を見たりしながら登山口に到着。手作りの遊園地にほっこりしながら
見学させていただきました。神室連峰の深さを体験できる稜線歩きはまた今度となりました
が、最上の自然の豊かさを感じることのできた登山でした。
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