2024.10.13 雁戸山(9/22から延期)
令和 6年 10月13日(日) 参加者:8名 ガイド:近田郁子
コース:滑川コース 往復
秋になると山形盆地は霧が発生しやすくなりますね。この日の朝も市内は霧の中。でも予
報は秋晴れで、どこまで展望があるかなぁと期待しながらスタートしました。雁戸山への新
山(滑川)コースは、北雁戸山の蟻ノ戸渡りが始まる稜線にダイレクトに出るコースで、あ
まり利用者は多くないのかもしれません。稜線に出るまでは樹林帯で、スタート地点の杉林
から雑木林、ブナ林へと様子が変化していくのが分かります。杉林を進んで行くと、苔むし
た石がたくさん出てきて、そこに突然石垣が出てきます。集落のあと?修行のための寺社の
あと?山城?砂防柵?などなど想像が尽きませんでした。どなたか正解を知っていたらぜひ
教えてください。ちなみにドラム缶の古いものが残っていたそうですが、それ以外の人の生
活の跡のようなものは見つけられませんでした。細い登山道の雑木林、ブナ林を抜けると、
雁戸山の稜線が出てきます。朝は山に雲がかかっていましたが稜線を歩くころには南蔵王も
二口山塊もすっきりと見え、山形市街地も見えました。山全体が色付いていて、秋まっさか
りという感じでした。蟻の戸渡りを経て北雁戸山頂につくと、南雁戸山が迫るようでかっこ
いいですね。そして今回は南雁戸山も登頂!山頂には蔵王をバックに山乃神の石碑がありま
す。見渡す山々はやっぱり神々しくて、昔も今も山に対する畏怖の思いは変わらないんだと
思います。南北の雁戸山を慎重に下ったら、あとはまた樹林帯へ。途中見つけたキノコや熊
の糞や爪痕を観察し、無事登山口まで戻りました。どこも好天で人手が多かったと思うので
すが、雁戸山は静かで秋晴れ満喫の山行となりました。
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