2025.6.11　蔵王脊梁山脈①　清水峠～山形神室～笹谷峠

令和７年６月１１日（水）　　参加者：８名　　ガイド：伊藤尚人　

コース：高瀬地区清水峠登山口～清水峠～仙台神室分岐～山形神室岳～トンガリ山～

              ハマグリ山～大関山～笹谷峠　　　　　　　   （所要時間約６時間２０分）

　蔵王脊梁山脈を歩く企画の第１弾は、清水峠から山形神室岳を経て笹谷峠までつなぐコー

スです。登山口となる清水峠口は山形市高瀬地区にあります。昔はここから清水峠、二口峠

を越えて宮城県側へ入ったわけですが、現在、尾根へ上がるまでの道は少し荒れた状態とな

っていました。清水の名前通り、沢沿いを歩くコースでいくつか徒渉もあります。昨夜から

雨模様だったので増水が心配でしたが、水量はむしろ穏やかで難なくクリアできました。歩

きにくい道も尾根に上がるとブナ林帯に入り、すっきりとした林床のもと気持ちよく歩けま

した。お昼にかけて小雨が降り続けるすっきりしない空でしたが、眺めは意外や意外、くっ

きりしていて、南に仙台神室、北に重厚な大東岳に、小東岳、南面白山まで眺められまし

た。雨なのに見えるって、ラッキーですよね。この日は前日まで続いた暑さも和らぎ、雨量

もそこまでではないため、カッパを着ても苦にならない一日でした。この歩きやすさが追い

風になり、稜線の100ｍアップダウンもなんのその、順調に歩みを進めることができました。

下山は山あるあるでどんどん視界が開けていくわけですが、大関山付近から駐車場にかけて

のツツジが見事です。「こだいツツジすごいんだっけがー？」「大関山でなくてツツジ山で

いいべはー」などの声があがるぐらい、ツツジが山を染め上げていました。距離の割には悪

路もありましたが、みなさんの笑顔のおかげで時間通りに縦走できました。清水峠周辺はひ

っそりとした道ですが気持ちのいい縦走路でしたね。