2025.6.14 雨呼山(若松観音~山寺千手院)
令和 7年 6月15日(土) 参加者:11名 ガイド:近田
もう一つの奥山駆けと言われる立石寺~若松寺をつなぐ縦走路。今回は最上三十三観音第
一札番所の若松寺から第二札番所の立石寺へ下りるルートで歩きました。なかなかのアップ
ダウンが何か所もある登山道ですが、山をいくつも超えている感じが楽しいルートだと思い
ます。すっかり濃くなった緑の森に、ヤマツツジの何とも言えないピンクというかオレンジ
というか、鮮やかな花の色が映えていました。お花はそんなに多くなかったのですが、ウゴ
ツクバネウツギ、ウラジロヨウラクがきれいに花を咲かせていて、蕾の状態のイチヤクソウ
がたくさん見られました。ギンリョウソウもこれからにょきにょきと出てくることでしょ
う。歩き始めはわりと視界もよく、展望地からは東根方面の街並みも見えていましたが、途
中から雨の音。それでもずっと樹林帯なのでしばらくは濡れずに歩けました。所々ルート上
にポイントに看板がかけられていて、どの辺りを歩いているかが分かって楽しいかったで
す。アップダウンを繰り返し、雨呼山に着くころには森の中でも濡れるぐらいの降りに。参
加者のかたが「雨を呼ぶ山だから」と言っていましたが、まさにそのとおりでした。山頂の
ブナ林はきっと呼んだ雨を保水しているんですね。雨に濡れて大変美しいブナ林でした。山
にはもちろんクマが住んでいるのでしょうが、コース上の道標にクマが木を齧らないように
有刺鉄線がぐるぐる巻かれているのがリアルで面白かったです。そして山頂付近の、とある
ブナの木にはクマの爪痕がびっしり!特別おいしいブナの木なのか…?上の方には熊棚も見
ることができました。あとは急な下りをロープを伝いながら下山し垂水遺跡へ。独特の景観
の垂水遺跡は雰囲気がありますね。ゴールの千手院観音には石の鳥居があり抱きついて「つ
いてる」を10回唱えると右は恋愛、左は金運が成就すると言われていますが、みなさん抱き
ついておられました(笑)。最後に宿題になっていた植物ですが、紫色の花が残っていたよ
うなものはスズムシソウでしょうか。また、下山時に地面に落ちていた花はサルナシでした。
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