2025.6.22~23 竜門小屋一泊ウスユキソウ登山
令和7年6月22日(日)~23日(月) 参加者:4名 ガイド:伊藤尚人
1日目:日暮沢登山口~清太岩山~ユーフン山~竜門小屋~寒江山方面往復 宿泊
2日目:竜門小屋~ユーフン山~清太岩山~日暮沢登山口
朝日連峰寒江山付近にはウスユキソウの見事な群生地があり、竜門小屋をベースにお花を
愛でるツアーに行ってきました。竜門小屋といえば朝日の稜線にアクセスが最も近く、小屋
の前にジャブジャブ水が出ているのが魅力ですが、なんと春の雪崩で小屋前の水が出ていな
いことが判明しました。煮炊用の水は残雪を融かして使うことにして、飲用水は各自持参い
ただくことにしました。やはり水の重いこと、嗜好品等諦めたのですが水だけで大した重さ
になりました。加えて最近の6月らしからぬ暑さですから道中不安になりましたが、稜線に
出る前から風に助けられ、体力のロスを大幅に減らしてくれる追い風となりました。ゴロビ
ツ上部の雪渓手前には、まるで雪かと思うようなタムシバが花盛りでした。まだまだ春の花
が楽しめ、清太岩山に着くと今度は主稜線の眺めに目を奪われます。山ひだに残雪がゼブラ
模様のように映え、この時期の朝日連峰は本当に美しいものです。ユーフン山から先は追い
風が今度は強風となり、竜門小屋付近の吹きが最も強く、体がよろけるほどでした。強風だ
ったので寒江山のピークは諦め、天気のいい初日に空身でウスユキソウを見に出かけまし
た。立っているのもやっとの環境にウスユキソウたちは可憐に、しかしたくましく咲き誇っ
ていました。小屋ではせっせと水作りをしましたが、アウトドア感があって楽しいといった
意見も。質素な食事のはずが道中の山の恵みが彩りを添えてくれましたね。翌日は雨予報で
したが意外や意外、初日よりもくっきりと山並みが見え、雲海に浮かぶ月山や蔵王連峰な
ど、大満足の朝日連峰貸し切り一泊登山となりました。梅雨時期でこの眺めはラッキーでし
たね。無人小屋は荷物の担ぎ上げが大変な分、達成感もひとしおです。朝日連峰のスケール
は泊まってこそじっくり味わえた2日間となりました。
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