2022.6.22 ゆどの道(夏)
令和4年6月22日(水) 参加者:3名 ガイド:伊藤尚人
コース:田麦俣七ツ滝~弘法茶屋跡~花ノ木坂~独鈷清水~護摩壇石~護身仏茶屋跡~
細越峠~笹小屋跡~仙人沢~湯殿山神社大鳥居~湯殿山ホテル跡
山形と鶴岡を結ぶ古道、六十里越街道。その一部、田麦俣七ツ滝から湯殿山神社までの
信仰の道 “ゆどの道” を歩いてきました。
今回の参加者は3名ということで、プライベートさながらの、のんびりとした街道歩き
ができました。
今回のコースは石碑や謂われのある巨木等、いにしえから歩かれてきた歴史とロマンが
詰まった名コースです。
ここ数日続く蒸し暑さは健在でしたが、林の中を通り抜ける風は心地よく、また清水も
豊富なことから、涼を得ながら快適に歩みを進めることができました。
気になったものをじっくり観察できるのも少人数ならではの楽しみでしょう。龍神ブナ
では天使の見え方の講習会を開催していただきました。また普段は上から見下ろす
ギンリョウソウの花も、下からのぞき込めば美しい容姿の一面が発見できました。
透き通った葉や茎はまるでガラス細工のようで、皆さん再発見の喜びを口にしていました。
こんな調子で目にとまるものを、これは何?あれは何?と探しながら歩くのは楽しいものです。
街道沿いにはブナの実生がたくさんあり、みんなで「ブナもやし」を試食。成長による
味の変化も感じ取ることができました。カンアオイとトウゴクサイシンの見比べや、
リュウキンカの実の中にある無数の種も観察できました。
湯殿山神社までの参道は雪の影響か倒木が多くアドベンチャーでしたが、むしろ飽きること
なく歩けました。山の恵みもたくさんいただき、ゆどの道、夏の部は無事終了しました。
次回は秋にご期待ください。
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