2022.6.25~26 月山頂上一泊登山
令和4年6月25日(土)~26日(日) 参加者:14名 ガイド:伊藤尚人
撮影:高梨寿
コース(1日目):リフト下駅~リフト上駅~姥ヶ岳~金姥分岐~柴灯森~
牛首~月山頂上小屋(宿泊)
(2日目):月山頂上小屋~牛首~柴灯森~金姥分岐~姥ヶ岳~
リフト上駅~リフト下駅
月山山開きを前にして、毎年恒例の月山頂上小屋一泊登山に行ってきました。下界では
真夏日ですがさすがは高山、姥ヶ岳の登りから凄まじい風にあいました。加えて今年の残
雪の多さにはびっくりで、雪の固さも相まって登山開始から緊張を強いられました。耐風
姿勢を取りつつ、なんとか風をやり過ごして姥ヶ岳山頂に到着。それでも風は衰えること
なく早々に通過せざるを得ず、お花を楽しむ余裕もありません。視界もさっぱりないので
ひたすらに山頂小屋を目指しました。とにかくすごかったのが鍛冶小屋跡から山頂台地ま
での間に吹く風です。まっすぐ歩くこともできない強風に、みんなで支え合いながら乗り
越えました。記憶に残る暴風でしたね。小屋に着いてしまえば快適そのもので、くつろげ
る空間に、月山筍をはじめとする豪華な食事にと、貴重な時間を過ごせました。嬉しいサ
プライズだったのが、夕食時に一気に視界が開け、沈む夕陽が眺められたことです。翌日
も強風は収まることなく視界のないまま下山になりましたが、咲き始めのクロユリに出会
うことができました。標高を下げるにつれ風は弱まっていき、登りでは気づくことができ
なかったエゾノツガザクラやミネズオウ等のお花たちにも出会えました。一面に咲き誇る
ハクサンイチゲや水滴をつけたヒナウスユキソウなど、花盛りの登山道を前日とは一転し
てのんびり歩くことができました。リフト乗車中は蒸し暑く、満開のニッコウキスゲを眺
めながら、いよいよ夏山のはじまりを感じた下山路でした。
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