2022.11.19 低山と温泉シリーズ⑥ 一念峯&戸塚山
令和4年 11月19日(土) 参加者:11名 ガイド:白田孝人
コース:一念峯 上海上登山口~本堂跡~雲岩~機織岩~屏風岩~紙飛ばし岩 往復
戸塚山 瑞雲寺~稜線分岐~館跡~戸塚山古墳(山頂) 往復
温泉:賜の湯
低山と温泉シリーズの第6弾は、米沢市にある歴史の山2座”一念峯”と”戸塚山”です。一念
峯は奇岩(凝灰岩)の岩山として有名ですが、山寺を開いた慈覚大師が東北を巡る途中に1
年間篭った場所で、一念峯を開いた後に山寺に移ったとされ、前年には福島の霊山寺も創建
したと伝えられています。確かに霊山も山寺も一念峯も岩山なので、訪れた際には、その景
観や雰囲気から圧倒的な霊力を感じたのかもしれませんねー。一念峯の最大の難所は、紙飛
ばし岩までのルート。這いつくばり、岩を越え、ようやくテッペンへ。360度のパノラマ
を満喫しました。2座目の戸塚山は、昭和57年に山頂にある古墳から古代女性の人骨が発
見され”置賜の卑弥呼”と注目を浴びた山です。山頂には、前方後円墳1基と帆立貝式古墳2
基があり、その内の一つから見つかりました。骨から推定されたのは、身長145cm、4
0~50代の女性で、骨がしっかりしていたことや22本残っていた歯から7本の虫歯があ
ったことから、カルシウムの多い食物、また甘い物が食べられたことなどから重労働をしな
い身分の高い女性だったと想像されているそうです。埋葬から1500年を経て眠りから覚
めた”女王”。ロマンを感じますねー。山頂へは、何本かのルートがあり明るい雑木林なので
気持ちよく登れました。車を置かせてもらった瑞雲寺の若住職も良い感じでした。来年も登
りに行きたいと思います。
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