2023.5.24　清太岩山

令和５年５月２４日（水）　　参加者：１０名　　ガイド：伊藤尚人

コース：日暮沢林道～日暮沢小屋～ゴロビツの水場～ゴロビツの頭～清太岩山～日暮沢林道

                                                                     　　　（所要時間：約8時間２０分）

　いつも月山方面から遠く眺めている朝日連峰のシルエットですが、これをド迫力で眺めら

れる山、それが清太岩山です。この時期は日暮沢林道が完全に開いていないため、片道約3キ

ロの林道歩きが発生しましたが、往復の林道歩きにもめげず全員でしっかりとピークを踏ん

できました。残雪の少なさは朝日連峰も同じようで、雪を使って自由に歩けるほどは残って

いませんでした。洗屈されて大きくくぼんだ登山道の真ん中にだけ雪が残り、それが薄いの

で踏み抜き多発で苦戦しました。それでも雪融けからはイワウチワやショウジョウバカマ、

カタクリなどのスプリング・エフェメラルが続々と姿を現して登りの疲れを癒やしてくれま

した。ゴロビツの源頭部の巨大雪庇は健在で、気温も低いせいか予想以上の雪の固さと急斜

面が相まって最もスリリングなシーンになりました。ここを登りあげるとどどーんと絶景が

広がるのですが、緊張感が勝ったのでしょうか皆さん最初は笑顔少なめでしたね。大朝日岳

はじめ主稜線の残雪のコントラストが見事なまでに広がっていて圧巻の眺めです。清太岩山

からは360度の大パノラマが楽しめ、個人的には朝日連峰随一の眺めと思っている場所です。

自然の恵みに感謝しつつ長い下山路も笑い声絶えずに帰ってこられました。往復１３ｋｍ

超、お疲れ様でした。