2023.9.9 戸神山(大東岳から変更)
令和5年9月9日(土) 参加者:9名 ガイド:伊藤尚人
前日の記録的大雨は各地に大きな被害をもたらしました。幸い山形県は雨量が少なくてす
みましたが、お隣の宮城県に入ったとたん川がものすごい勢いで増水していました。当初の
目的は大東岳でしたが、登山口からまもなくの沢が増水で徒渉できなくなっており急遽途中
撤退になりました。とりあえず引き返そうとした瞬間、突然悲鳴が聞こえました。なんとヤ
マビルがいたのです。最近大東岳にも出るとは聞いていましたが、各自足下を確認すると全
員についているではありませんか。これでは登山どころではなく、駐車場まで戻って総点検
しました。一度確認したはずなのにいつの間にかズボンにいたり、ザックの背面についてい
たりとホラー映画さながらの恐怖を味わいました。1時間も歩かなかったのにこれほどのヒル
がくっつくのはよほどの数がいるのでしょうか…。
気を取り直して予定を変更し戸神山へ登ることにしました。こちらも大東岳のように表コー
ス、裏コースと周遊ができます。朝から雨はあがっているのに登山道が川のように流れてい
て、昨日の雨量のすさまじさを物語っていました。台風一過で気温が上がり、熊落ち坂とい
う急登で汗をしたたらせたところで山頂に着きました。西側は雲が晴れ、白沢五山や蕃山、
仙台の街並みが眺められました。下山の裏コースも延々と登山道に水があふれ、一瞬沢道に
迷いこんだような錯覚にとらわれました。無事に下山したのは12時過ぎでしたが、ヒル騒
動、冷や汗、バリエーションといろいろあったので3時くらいまで歩いた疲労感がありまし
たね。この日は木くずや糸くず、尺取り虫までもがアレに見えてしまうという一日となりま
した。ちなみに赤い実をたくさんつけていた樹木は「アオハダ」のようです。
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