2024.5.19 雁戸山(笹雁新道)

令和6年 5月19日(日)   参加者:7名   ガイド:真鍋雅彦

コース:笹雁新道コース~象ヶ沢~茶畑~北雁戸山~南雁戸山~北雁戸山~茶畑~

    笹雁新道入り口                  (所要時間:約8時間)

 双耳峰雁戸山の南峰と北峰を宮城県側の笹雁新道コースで登ってきました。山形県側から

は馴染みのコースになっている雁戸山は冬季にも登る人がいる人気の山です。しかし双耳峰

の南雁戸山は近くて遠い山で、多くの登山者は北雁戸山登頂のようです。それは、二つの山

の間には100mにも及ぶ登り返しがあるからで、笹雁新道からだと茶畑の登り返しも含むと、

累積標高が400m近くも加算されてしまいます。象ヶ沢の湧水やブナの二次林の中を進み茶

畑に出れば雄大な景色が眼下に広がり、宮城県と山形県を分ける蔵王連峰からは幾多の名峰

を見渡すことができて、登山の喜びに満たされました。そして目の前には迫力の双耳峰が聳

え立ち、南蔵王から中央蔵王、そして二口山塊を経て船形連峰へと続く広大な脊梁山脈の雄

姿に圧倒されました。一方で「ここ登り返しだよねぇ」「あそこまで・・・。」と少々ネガ

ティブにもなっています。でもこの谷間はこのコース屈指のお花畑で、今回も見頃を迎えた

シラネアオイやキクザキイチゲに励まされました。無理をせずに3名の方が途中で待つこと

になったサバイバル登山で、南雁戸山は4名の登頂となりましたが、ここでこの日誕生日を

迎えたAさんと喜びを分かち合えました。おめでとうございます。そして、暑い日になりまし

たが、皆さん頑張って熊とも遭遇せず無事下山することができました。お疲れ様でした。

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