2019.9.16 月山登山(玄海コース)
令和元年 9月16日(月)祝 参加者:9名 ガイド:真鍋雅彦
コース:玄海(ネイチャーセンター)~装束場~金姥分岐~牛首~月山頂上~牛首~リフト
~大門海~玄海(ネイチャーセンター)(所要時間:約9時間)
玄海は現在の自然博物園ネイチャーセンター所在地辺りで、かつての湯殿参りの拠点とな
り、修験者や白装束の人々が参篭し湯殿山神社へ参詣するための玄関口でした。今も整備さ
れた古道には往時の繁栄をしのぶ石碑や掛け小屋跡が見られます。但し、白装束で歩く姿は
イベントでしか今は見ることができません。
連休最終日になるこの日の玄海古道は静かで、装束場を過ぎて金姥分岐までの3時間半は
誰とも会うことがなく、雄大な湯殿山の東斜面、姥ヶ岳の西斜面、遥か彼方の摩耶連峰など
を目にしながら裏装束場を黙々と歩いて行きました。蒸し暑かった尾根裏から抜け出すと気
持ちよい風が通る稜線で、気持ちを新たに山頂を目指して再出発です。内陸側から押し寄せ
る霧は出たり消えたり、視界は比較的良く色付いた草紅葉やミネカエデを見ながら5時間オ
ーバーの登頂は達成感がありました。下山途中で降りだした雨にカッパを着るものの、1時
間程度で雨は止んでしっとりする静かなブナの原生林を眺めながら下りてきました。すると
大木のブナが枯れたところ何カ所にも手のひら大のツキヨタケがごっそり出ていて、この日
一番の驚きでした。夜に光る風景はさぞ綺麗でしょうね。また誰とも出会わないブナ林を
黙々と下りて玄海(ネイチャーセンター)には4時過ぎの到着でした。秘境とは言えなくとも
月山をじっくり歩くことができる満足の登山でした。
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