2019.10.20 加無山
令和元年 10月20(日) 参加者:10名 ガイド:真鍋雅彦
鳥海山の東に連なる懐深い丁山地の、その中でも絶壁が際立つ加無山に登ってきました。
10月は台風と大雨で河川氾濫があり、前日の降りっぱなしの雨も心配でしたが、20日
には雨も止んで秋晴れに恵まれました。しかし、難所で知られる加無山の登山道はたっぷ
り水分を含んで、さらなる難所となって次から次へと立ちはだかりました。前半は比較的
平らな道ですが、八敷代川と加無沢沿いに徒渉とトラバースが続き、足丈の長い草に滑る
登山道が見えなかったり緊張の連続です。ようやく沢から離れると今度は女加無山の基部
をトラバースする気の抜けない登山道に突入で、急坂の胎内くぐりを過ぎると八幡大神を
横目に女加無山と男加無山の鞍部”挽割”までも滑る直登に苦労しました。ここから赤松の
岩棚まで登ればようやく一安心眺めも堪能という場所です。でもここが最後ではなくこの
上の“露岩”が目的地になり、笹と灌木を掴み手足を駆使しながら急登に挑みようやく到達
しました。おかげさまでそこからの景色は絶景!眼下一帯には紅葉の樹林帯が広がり、横
には女加無山が聳え立ち、独特な双耳峰の甑岳、彼方に神室連峰、西には鳥海山が間近に
見えて、遥か彼方には摩耶連峰と水平線までも見ることができました。但し安堵も束の間、
来た道を下らなければならず、緊張の連続はさらに続いたのでした。皆さん本当に頑張り
ました!こんな山もあるんですねぇ!また来たい?もうたくさん!どちらでしょう?
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