2020.8.30 雁戸山
令和2年 8月30日(日) 参加者:10名 ガイド:近田郁子
蔵王連峰の北に位置する雁戸山。今回は関沢から入り、笹谷峠の峠道を下るコースを歩
きました。登りの新山コースとの分岐までは、ちょっと大変でした。歩き始めの杉林では
渓流の美しさに涼しさを感じますが、曇りとは言え汗をたっぷりかく暑さ。扇子や団扇で
しのぎながら、笹谷峠からの登山道の合流まで約1時間半。その後は、粘土質の土がむき
出しになって滑る道を慎重に歩き、カケスガ峰との分岐に着いたあたりで雨。前山のトラ
バース道も藪が立っていて気が抜けませんでした。新山コースとの分岐に着いたあたりで、
展望もないし、風もあるからちょっと諦めムードだったお昼休憩をとっていると、なんと、
空がだんだんと明るくなってきたではありませんか! せっかくだし、ちょっと先まで行
ってみようと、再度、歩を進めると、真っ白だった景色がだんだんとクリアになり始めま
した。俄然やる気も出てきたので、蟻の戸渡りを進んで北雁戸を目指しました。北雁戸の
山頂でも展望はありませんでしたが、急峻な登山道を歩いた達成感でみなさんの笑顔も素
敵でした。下り始めると青空が広がり、振り返ると青空に雁戸山が映えます。登ってきた
蟻の戸渡りも眼下に見えると、どれだけ急峻だったのか改めて実感できますね。笹谷峠駐
場まで、どんなに気を付けても滑る登山道に苦戦しながら歩き、今度は笹谷峠から関沢ま
で古くからの峠道を歩きました。バリエーションに富んだロングコース、お疲れさまでし
た。朝の時点では青空を背景に蔵王の山々を一望できるなんて想像もつきませんでしたが、
夏らしい空に映える雁戸山の登山となりました。
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