2020.10.18 南面白山
令和2年 10月18日(日) 参加者:9名 ガイド:近田郁子
今回は権現様峠経由ということで、このコースは一部沢を渡渉する箇所もあり、当日
までの雨予報で川の増水などを心配していました。が、前日までも思ったより雨が降ら
ず、当日もカラリとした秋晴れの登山となりました。面白山高原駅から紅葉川沿いに歩
くこのコースは、足元が細く谷側に傾斜しているような登山道が続きます。木漏れ日が
美しい森の中ではありましたが、道を遮る倒木も多く、しばらくは足元注意で歩く必要
がありました。気を使う登山道ですが、途中で見える渓流や滝に癒されました。ブナハ
リタケ、ナメコ、ナラタケ、ムキタケなどなど、季節柄キノコもたくさん生えていまし
た。紫色のキノコはムラサキシメジ?ムラサキアブラシメジモドキ?…なかなか同定が
難しいのですが、初めて食べた人は勇気がありますね。ツキヨタケも大きなものがたく
さん見られました。とある木には白いドロドロした塊と、白い饅頭のようなキノコが生
えていて、どちらも宿題として調べてみたら、白いドロドロした塊はシロススホコリ、
白い饅頭のようなキノコはオニフスベのようでした。権現様峠から南面白山までは、背
が高く真っすぐで美しいブナ林が続きます。この日も黄葉したブナの葉に日が射し、黄
色の世界を歩いているようでした。ため息が出るようなブナ林を抜けて山頂直前の急登
を登りきると、大東岳が大きくそびえて見えます。この日は仙台市内や蔵王連峰もきれ
いに見えました。私たちのほかに、二口峠から登ってこられる登山者もいて、狭い山頂
は賑わっていました。下山時は元スキー場のゲレンデを下ります。コスモスはだいぶ終
わっていましたが、それでも観光客の姿がありました。ブナの黄葉、キノコ、コスモス、
秋一色の爽やかな南面白山登山でした。
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