2021.5.23 禿岳

令和3年  5月23日(日)      参加者:10名            ガイド:近田郁子

宮城との県境にそびえる禿岳。終日雨でしたが、森はしっとりとしていて美しかったです。

花立コースが一般的ですが、今回は最上町の前森高原にある銚子口から登りました。急登が

続くなかなかハードなコースですが、古い大きな樹木がたくさん生息する面白いコースで

す。登山口すぐのところにある太いブナや途中に出てくるアガリコブナは、大きさはもちろ

んですが、幹に苔や地衣類がびっしりとついていて貫禄を感じます。前半にはヒノキアスナ

ロが群生しおり迷路のような光景を作り出していました。さらに登って行くと二股に分かれ

たクロベの巨木が出てきます。大きさにも圧倒されますが、濡れた赤い幹肌が美しく神々し

かったです。樹木だけでなくたくさんのお花も見られました。ムラサキヤシオ、タムシバ、

オオカメノキ、アズキナシ、マイヅルソウ、ツクバネソウ。サラサドウタンツツジも咲き始

め、蕾をつけた大きな木がたくさん見られましたので、これから見事なサラサドウタンロー

ドになるのでしょう。高度を上げるとシラネアオイ、ミネザクラ、ツバメオモト、ミツバオ

ウレンなども姿を見せてくれました。連続する急登を超え、山頂に着くころには雨が少し強

まってきて、残念ながら山頂でのんびりすることなく下山となりました。帰り道の高度感に

「こんなに急なところを登ったの?」という声。下りのほうが傾斜がきつく感じますよね。

でもそんな中でも山菜談義に花を咲かせられる余裕はさすがです。雨で足元が滑る中、ケガ

なく皆さん無事に下山できました。この季節に見える神室連峰は雪を残していて大変素晴ら

しいのです。今回、展望はまったくありませんでしたが、雨で洗われた広葉樹の新しい緑と

針葉樹の深い緑のコントラストに癒され、帰路につきました。

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