2021.9.26 村山葉山
令和 3年 9月26日(日) 参加者:11名 ガイド:近田郁子
紅葉した月山を眺める予定の葉山登山でしたが、この日は終日曇天の村山葉山。登山開始
の時点では少し雲が上がるかもと期待してスタートしました。今年は様々な植物の実付きが
良いように思います。登山口のカウンター付近にはアケビの実がたくさんなっていました。
霧がかったブナの森を歩き、まずはお花畑をめざします。タムシバにもなんとも言えない赤
い色の実がたくさん付いていました。標高約1,350mのお花畑の木々も色とりどりに紅葉し、
花が咲いていなくても葉の色だけで十分私たちを楽しませてくれました。
村山葉山は、このお花畑からの稜線歩きが本番です。小僧森、大僧森のアップダウンを超
え、大ツボ石へ。大ツボ石をはじめ、本来なら稜線の所々から見える、爆裂火口跡や村山市
方面の景色が雄大ですばらしいのですが、この日は真っ白。高度感もあまり感じられなかっ
たかもしれません。大ツボ石からさらに葉山の山頂を超え、奥之院へ。風もあり、体感温度
がだいぶ低いお昼休憩でした。みなさん風を避けながらお昼を取りました。山頂まで来ると
きに下った道は、帰りの下山時には上りになります。これがなかなか堪えるのですが、健脚
のみなさん無事、稜線の上り返しを歩き通しました。ブナ林に入っても霧は晴れておらず、
むしろ午前中よりも濃くなっているように思いました。ですがこの濃い霧のブナ林がとても
幻想的で、みなさんからも「きれい」という声が聞こえました。展望がなかった代わりのご
褒美のような景色でした。下山後、みなさん葉山高原野菜の直売所で大根と白菜のお土産を
購入。展望がなくても、葉山の美しさと恵みを感じた登山でした。
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