2020.6.24 朝日連峰上倉山 大クロベ探訪
令和2年 6月24日(水) 参加者:10名 ガイド:白田孝人
朝日連峰の御影森コース上にある上倉山に登ってきました。上倉山自体は眺望もなく、
また、山頂に立つと言う感じでも無く標柱が無ければ通過してしまうほど目立たない山
です。しかし、その山腹には、目を見張るほどの巨木が存在しています。木の種類は、
”クロベ”。別名で”ネズコ”と言います。日本特産の樹木で主に深い山奥に生育します。
幹回り9.27m、高さ20mの立ち姿は圧巻でした。正式には”朝日の大クロベ”と言
うそうですが、その名の通り朝日連峰随一の巨大さでした。ただ、この木を見に行くに
は観光気分はNG。標高差600mの本格的な登山を強いられます。朝日鉱泉を出発し、
朝日川に架かる2つの吊り橋を渡ると1時間の急登が待っています。登山当日も結構汗
を絞られました。ただ、この急登は長く続かず標高950mからは緩やかな登りになり
ます。1144mの上倉山を過ぎ5分ほどで大クロベへの分岐があり、小さな看板とピ
ンクテープを頼りに踏み後を5~10分ほど下れば目的の大クロベです。全員初めての
対面だったので見えた瞬間。「わぁー!」とか「おー!」とか、かなり感動が大きかっ
たようです。一説には、この木よりも大きなクロベもあるとか?今尚、ロマンに包まれ
る朝日連峰です。
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